こんにちは、ペン太郎です。
2021年に自身の住居用に中古物件を購入し、フルリフォームしました。
リフォームには必要となる知識が多く、全てを把握している業者が少ない実態があります。その為、業者自身の思い込みや過去の経験による先入観により、最適な提案がされているとは限りません。
これからリフォームしようとする方に向けて、正しい知識を持って納得出来るリフォームが出来る様、実際にリフォームしてきた知見からリフォームについて解説します。
リフォームにおいて内装を考える際は、配線・配管を考えよう
リフォームにおいて意外に重要なのが、配線・配管となります。
リフォームが完了すると、コンセントやスイッチ、テレビ線の位置は、簡単に変更が出来なくなります。
延長コードなどで、リフォーム後に対応することも可能ですが、配線が表に出ているとのは不格好ではありますよね。
後で後悔しない様に、家具の配置なども見据えた上で、配線・配管を考えましょう。
コンセントの位置
コンセントの位置は、予め考えておくと良いでしょう。
リフォーム業者に任せると、それっぽい所にコンセントを配置してくれます。
ですが、折角のリフォームです。
自身の納得した場所にコンセントがあると生活の質が上がったと実感できます。
ダイニングテーブルの高さにあわせて、コンセントをつけよう
ダイニングテーブルの高さにあわせてコンセントをつけると良いでしょう。
近年では、テレワークの拡大などを受けて、ダイニングテーブルでノートパソコンを広げることが多くなりました。また、お子様がいらっしゃる家庭では、ダイニングテーブルで勉強を見たりすることもあるのではないでしょうか。iPadを始めとしたタブレットでの学習機会も増えています。
ダイニングテーブルの高さよりちょっと上の位置にコンセントがあると、何かと便利ではあります。
キッチンにコンセントをつけよう
キッチンは水回りでもあり、キッチンの上にコンセントをつける、という発想は中々無かったのではないでしょうか。
当然、防水カバーは必要となりますが、キッチンの上にコンセントをつけることで、キッチンでケトルを沸かすことや加熱式の電化製品を追加で動かすことが出来ます。
1つ穴コンセントくらいはつけておいて損は無いかと思います。
お掃除ロボットの収納場所を考えよう
お掃除ロボットの充電ドックには、当然ながらコンセントが必要となります。
お掃除ロボットの進化に伴い、充電ドックにダストボックスが一体となった型が主流になると思われます。
ダストボックス一体型であろうが、なかろうが、一番悩むのが収納場所となります。
お掃除ロボットは、なんだかんだ言っても清掃道具の一つです。余り目に見える場所に常に置いておくべきものではないですよね。出来れば、開放型の収納ラックに収めたい所です。
お掃除ロボット用の収納ラックも、既製品では中々マッチした商品は無く、思い通りのラックにするならば、DIYするか、オーダーすることになります。
DIY、もしくは、オーダーした家具の大きさにジャストフィットする場所に収納ラックを置いても、そこにコンセントが無ければ・・・、延長コードなどで対策が必要となります。悩みの種が一つ増えることになります。
収納ラックも含めて、コンセントの位置を決めることで、満足の出来るリフォームが出来るでしょう。
スイッチの高さ
普段、スイッチの高さ・・・、意識しないですよね。
一般的に、照明スイッチの高さは、120㎝に設定されています。
照明スイッチは、両手が塞がっている際に、肘(ひじ)で押せる高さ(105cm~110cmくらい)で設計するのも良いでしょう。
配管工事
配管工事は、意外に重要です。
特に、”配線が通っていること”と”配管が通っていること”は同義ではないことに注意しましょう。
どういう事かと言うと、配管が通っている所(配管の太さにも寄りますが。)に対しては後から配線することも可能ですが、配線のみの所に対しては配管は出来ないという事です。
電気ケーブルや電話線などは、配線のみとなります。一方、テレビ線には配管が通っています。
これがどういう時に重要になるかと言うと、光ファイバーケーブルを通す時に必要な知識となります。
配管が無い場所に、新たなケーブルを通すのは至難の業です。(運良く通ることもありますが、そもそもスペースが残っていないことが多いです。)
光通信の導入を決定している際には、光ケーブルを通す為の配管が通っていることを必ず確認しましょう。
ライトの工事
最後は、ライトとなります。
基本は、シーリングライトで部屋全室を均一な明るさとなる様に調整することとなります。
一方、ペンダントライトなど直接照明を使用する場合は、ダウンライトなどの間接照明を活用し、部屋全体が明るくなる様な調整をしましょう。(ペンダントライトは、光源が低い位置となるため、部屋の上部が暗くなり、ペンダントライトの光源のみでは部屋全体が暗い印象となります。)
間取り変更を通じて、部屋の数に合わせてライトを準備しますが、どの様なライトを取り付ける予定かにより、間接照明の有無を決定すると良いでしょう。
以上、内装における配線・配管の重要性について、解説しました。
リフォームが完了した後に再度、配線・配管工事をするとなると、手間も費用もかかります。
配線・配管工事を意識した上で、内装を決める様にしましょう。
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